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企画展「経塚に願いを込めて」
  • 2021-01-11(月) 13:36
経典などを埋納した県内の経塚から出土し、奈良国立博物館で管理されている所蔵品が県立紀伊風土記の丘で展示されています。
和歌山市岩橋の県立紀伊風土記の丘で開かれている特別展、奈良国立博物館所蔵品里帰り展「経塚に願いを込めて」は、奈良国立博物館と紀伊風土記の丘が所蔵品を相互に活用しようという取り組みのひとつとして行われているものです。経塚は、平安時代から鎌倉時代にかけて自然災害や飢饉、動乱など社会不安が広がった際に、釈迦が再来し、命あるすべてのものを救う時まで大切に経典を保管しようと仏教の経典を書写し、埋納した場所です。
今回の特別展には、昭和34年に現在の紀の川市粉河の「粉河経塚」から出土した経典を収める「経筒」や、昭和50年代に白浜町の「白浜経塚」から出土したとされる香を焚く「火舎」といった仏具など県内の経塚から出土した22点が展示されています。県立紀伊風土記の丘の担当者は「埋納した人は、動乱や疫病といった社会不安から経塚に明るい未来を願ったものと思われます。今、私たちが置かれているコロナ禍の状況と思いを重ねて見てほしい」と話していました。
奈良国立博物館所蔵品里帰り展「経塚に願いを込めて」は今年3月14日まで開かれています。

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