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国有形文化財 3ヵ所指定へ
  • 2020-03-21(土) 19:55
和歌山市の県建築士会館など県内3ヵ所の建造物などが、新たに国の有形文化財に登録されることになりました。このうち、和歌山市卜半町の県建築士会館は、一般社団法人県建築士会が所有するビルで、鉄筋コンクリート造りの3階建て、昭和41年に当時和歌山を代表する設計士の一人だった富松助六の設計で市堀川の河川敷に建設されました。コンクリート造りのタイルを張った外観は、戦後モダニズムオフィスビルの一つの典型的な姿で、現存する富松の作品として貴重だとして国の有形文化財に登録されることになりました。また、和歌山市和歌浦南の北山家住宅主屋は木造2階建て、屋根の形は入母屋造りで昭和前期に建てられました。主屋の1階は真壁造、漆喰塗で出格子を構え、そのまわりはヒノキが用いられていて、質の高い近代和風の住宅として地域の歴史的景観の形成に寄与していると認められました。さらに、新宮市の旧チャップマン邸の主屋や石垣なども国の有形文化財に登録されることになりました。チャップマンはアメリカの教会から派遣されたキリスト教プロテスタントの宣教師で、大正9年から昭和15年まで新宮に住んで布教に努めました。チャップマンの過ごした住宅は設計士の西村伊作が担い、主屋は木造2階建ての洋館で、国の重要文化財で筋向いにある旧西村家住宅とともに重要として、国の有形文化財に登録されることになりました。いずれも、今日開かれた国の文化審議会が文部科学大臣に登録するよう答申したもので、登録されれば県内の登録有形文化財は95ヵ所、あわせて270件となります。

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