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雑賀衆と鷺ノ森遺跡―紀州の戦国―
  • 2019-08-24(土) 19:35
和歌山市立博物館では「雑賀衆と鷺ノ森遺跡―紀州の戦国―」と題した特別展が、今日から始まりました。
特別展では、和歌山市の本願寺鷺森別院の宝物や、鷺森別院の南側にある市立伏虎義務教育学校の建設に伴って行われた、鷺ノ森遺跡発掘調査での出土品など116件の史料が展示されています。
遺跡からの出土品では、当時の鷺森御坊の防御のための堀跡と見られる最大幅およそ17mの大溝に架けられた橋の橋脚や、食器や陶磁器、貨幣などが当時の人々の生活を偲ばせます。また、鷺森別院の宝物で宗祖・親鸞の生涯を伝える「親鸞聖人絵伝」や、親鸞と八世蓮如が描かれた「二尊像」、和歌山市内の寺院に伝わり、織田信長と交戦中の十一世顕如が、雑賀の門徒に鉄砲1000丁などを要求した書状からは、当時の信仰を取り巻く様子や、切迫した状況が伝わります。このほか、「雑賀鉢」と呼ばれる兜や、国の重要文化財に指定されていて、瀬戸内で活動した海賊の村上水軍から渡された航行許可の旗など、当時の雑賀衆の生き生きとした躍動が感じられる品々があり、博物館の小橋勇介学芸員は「戦国大名のいなかった和歌山市の戦国時代は、こんなに面白いということを、多くの人に知ってもらいたい」と話していました。
この特別展は来月29日まで和歌山市立博物館で開かれています。

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