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湯浅町でスピノサウルスの歯の化石
  • 2019-03-14(木) 20:41
湯浅町内の地層からおよそ1億3000万年前の魚食性恐竜「スピノサウルス」類の化石が西日本で初めて発見されたと今日、海南市で化石を発見した収集家らが会見して発表しました。
会見は今日、海南市船尾の県立自然博物館で行われ、始めに県立自然博物館の小原正顕主査学芸員が化石の概要などを説明しました。
今回、発見されたのは魚食性恐竜「スピノサウルス」類の歯の化石の一部で、中生代白亜紀前期、およそ1億3000万年前のものと推定されます。スピノサウルス類は、獣脚類スピノサウルス科に属する恐竜の総称で恐竜では珍しく水中で泳ぐ事が得意で、主に魚を捕食していたと考えられています。今回、発見された歯の化石は体長3mから5mのスピノサウルスと推定されます。
東大阪市在住の化石収集家、宇都宮聡さんが去年10月、湯浅町の湯浅湾沿いの海岸で発見したもので、化石は、宇都宮さんから県立自然博物館に寄贈されました。今回、発見された場所は、平成19年に肉食恐竜の歯の化石が発見されたのと同じ場所で県内では2例目となる恐竜の化石となります。
歯の断面の観察・分析を行った東京都市大学の中島保寿准教授によると歯の化石は不完全であるものの、表面にはっきりとした縦方向の条線が確認できることや歯の表面のエナメル質が厚いなどのスピノサウルス類特有の特徴が見られるということです。スピノサウルス類の化石としては国内では2カ所目、西日本では初となる上、アジアの中で最も古く大変、貴重としていて中島准教授は「およそ1億3000万年かけておよそ1500キロ離れた東南アジアの地域で死んだ熱帯型の恐竜の化石がプレートの移動によって現在の位置まで押し上げられてきた」と話しました。
県立自然博物館では化石を修復したあと、今年6月から9月頃をめどに展示を予定しています。

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