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高野山有田川流域を世界農業遺産に
  • 2018-06-16(土) 18:48
高野山の宗教文化を背景に結びつく「高野山・有田川流域の農林業システム」の世界農業遺産への認定を目指す推進協議会が発足し、16日、設立総会が開かれました。
有田川町清水の清水文化センターで開かれた「高野山・有田川流域世界農業遺産推進協議会」設立総会には、かつらぎ町と高野町、有田川町の森林組合やJA、行政関係者などおよそ30人が出席しました。協議会は高野山の宗教文化を背景に結びついている高野町、かつらぎ町花園地域、有田川町清水地域の伝統的農林業システムの、日本農業遺産、さらには世界農業遺産への認定を目指し、地域の活性化につなげようと設立されました。総会では、有田川町の中山正隆町長が協議会の会長に選ばれ、また、和歌山大学システム工学部の養父志乃夫教授が、「高野山・有田川流域の農林業システム」の概要について説明しました。
高野、花園、清水地域は、急峻な山々に囲まれ、暮らしが困難な地域ですが、人々は限られた土地や資源を活かし、高野山への参拝にかかせない高野槙の栽培や、有田川の清流を活かした棚田や段々畑での農業、また、食料などを生産できなかった高野山内への物資の提供など高野山の宗教文化を背景に、人と人、人と自然が共生する農林業システムを発展させてきました。養父教授は「高野山真言宗の共生の教えで結ばれてきたこの地域の農林業システムは、類をみない唯一のものだ」と説明しました。
協議会では6月20日に認定申請書を農林水産省に提出するなど、まず、来年2月の日本農業遺産認定に向けて活動していきます。

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